「子育てが落ち着いたから、もう一度働きたい」でも、「ブランクがあるから自分に仕事はできるのだろうか」と不安に思っていませんか?
少し前まで、専業主婦の再就職は難しいといわれていましたが、近年は女性活躍・仕事と育児の両立が推進されて、状況が変わってきました!また、専業主婦の再就職を支援する制度も整ってきています。
この記事では、社労士の視点から、制度・支援機関・おすすめの選択肢を整理してご紹介します。
専業主婦の再就職を支える制度・支援機関
ハローワーク(マザーズハローワーク・マザーズコーナー)
ハローワークには、子育て世代の女性を対象にした相談窓口「マザーズハローワーク」があります。仕事と子育ての両立を目指すママ向けの就職支援を行う公的な専門施設です。
求人紹介、就職に役立つセミナーや講習、託児付きの職業相談まで、幅広くサポートしてくれます。
全国の主要都市だけでなく、地方都市でも「マザーズコーナー」で対応しているので、ぜひ積極的に活用してみてください。
ハロートレーニング
ハロートレーニングとは、仕事を探している人向けの公的な職業訓練制度です。スキルアップして自信をつけてから働きたい方におすすめの制度です。
原則無料で受講できる講座が多数提供されていて、必要な職業スキルや知識を身につけることができます。
なかでも「求職者支援訓練」は、ブランクのある人でも利用できる制度で、パソコン実務、簿記、医療事務、介護、Web制作など多彩な分野があります。
まずは相談したいという方も、さっそく申し込みたい!という方も、お住いの住所を管轄するハローワークへ問い合わせてみてください。
自治体・民間の再就職支援
各自治体では「女性再就職セミナー」などが開催されています。
例として、東京都の「女性しごと応援テラス」、大阪府の「OSAKAしごとフィールド」などがあります。
また、民間サービスでもママ向けの求人が多い「ママワークス」や「しゅふJOBパート」などがあり、自宅からでも求人情報を探せます。
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OSAKAしごとフィールド
- 一般事務・経理補助:ブランクがあっても再就職しやすく、扶養内勤務も可能。
- 医療事務・介護職:資格を活かせる安定職。
- ライター・SNS運用・広報サポート:在宅ワークが多い職種で、育児との相性もばっちり。
- オンライン秘書:近年人気の出ている職種。経験値よりも人柄重視というクライアントも多い。
- キャリアの棚卸し
仕事だけでなく、育児・家事・PTA活動なども「調整力」「対人スキル」として棚卸します。職歴以外にも、「できること」という大まかなことから書き出していくと、思わぬ長所やスキルに気が付くことも!
例:「家族旅行の計画・手配をよくやっている」→「出張手配(秘書業務)に活かせる」など。 - 希望条件の整理
勤務時間、通勤距離、在宅可否、扶養内希望などを明確にします。「譲れない条件」と「柔軟にできる条件」を書き出しましょう。 - ハローワークまたは求人サイトで検索
条件を絞りすぎず、まずは「相談」から動くのがおすすめです。 - 履歴書・職務経歴書のポイント
ハローワーク(マザーズハローワーク)で履歴書の書き方や、自己PRの書き方などのセミナーが開催されることもあるのでぜひ活用してみてください。
参考:ハローワークインターネットサービス履歴書・職務経歴書の書き方 - 面接対策
自己紹介・志望動機・自己PR等をしっかりと準備しておく。面接官は「続けて働けそうか」を重視しているので、働く意欲を伝えると◎
また、面接対策もマザーズハローワークでよく行われるセミナーの一つです。要チェック。 - 語学(英語・中国語・韓国語など)
- MOS(パソコンスキル)
- 簿記(経理補助・事務職向け)
- 医療事務・介護職員初任者研修
- Webデザイン・ライティング講座など
- “子育て世代の働き方”に理解のある企業を探す。
- 社会保険・税金の壁(103万円・106万円・130万円)を理解しておく。
- 就職の際は、労働条件通知書や雇用契約書を必ず確認。
- 「育児短時間勤務制度」「看護休暇」など、子育てと両立しやすい制度も活用。
- セカンドキャリアは「最初の一歩を丁寧に踏み出す」ことが大切。
求人の傾向と人気の職種
近年の傾向
ハローワークの求人でも「主婦(夫)歓迎」「扶養内OK」といった条件が増加しています。リモートワーク対応の企業も増えており、短時間正社員制度や子育て両立支援制度を導入している職場も多くなっています。
また、「えるぼし」「くるみん」といった認定を受けている企業も増えてきました。この認定を受けている企業は、ママが働きやすい環境が整っているので、求人を探す際の一つの目安にもなります。
人気・相性の良い職種
求職活動のステップ(社労士的アドバイス)
スキルアップ・資格取得のすすめ
スキルアップや資格取得は、再就職を有利にするだけでなく、自信にもつながります。
ハロートレーニングや民間スクールを組み合わせて、無理なくステップアップしましょう。「勉強から仕事に繋げる」よりも、「学びながら働いていく」意識がおすすめです。
社労士の視点:無理なく働き続けるために
まとめ
ブランクがあっても、支援制度・訓練・在宅ワークなど、選択肢は広くあります。焦らず、「できることから始める」で十分です。自分のペースでキャリアを再構築し、安心して社会に再参加する未来を描いていきましょう。



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